小林やすおの一般質問:千代田の文化財 (平成20年3月5日)

宮元公園に設置の区指定有形文化財 遠藤家旧店舗・住宅母屋について

本区指定有形文化財の「遠藤家旧店舗・住宅母屋」が神田明神隣の宮元公園に移築・復元される。
資料では、昭和2年、神田鎌倉町に江戸時代の建築様式により、現在は入手困難な屋久杉や秋田杉の銘木を使い建築され、外壁には「江戸黒」と呼ばれた黒漆喰用いられている。
35年ぶりの帰郷にあたり区が土地を提供し、民間が設置・管理するとされている。
そこで次の質問をする。

1.4月竣工を控え、区のかかわりと有効活用について

2.管理事業者を選定する場合の基準について

3.イタズラ対策の防犯カメラの設置について

4.不審火対策などの防燃加工木材使用の協議について

5.同公園内の公共トイレのデザインは、遠藤家と同様な意匠とすべきでは

6.同様の申し出があった場合の区の対応について。

答弁要旨

貴重な伝統的建築技術に裏打ちされた、戦前の店舗様式をなんとかしたい思いで検討してきた。
末永く後世に残すため、平成20年4月、区有形文化財に指定し、移築・保存を固めた。

1.活用方法を協議しながら、区として支援・協力していく

2.一般開放、イベント企画書の事前提出、建築修繕に関する文化財担当者との協議などが許可条件

3.夜間の巡回パトロール、神田明神とセキュリティの連携を図る。

4.神田消防署の指示に基づいた防火対策後、消防検査を終了した

5.遠藤家の意匠や景観を勘案したデザインを検討する。

6.文化財の指定が受けられ、設置・管理の体制が整えば、民間敷地も視野に入れ検討する。

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